子猫が器のふちをかじる理由
前にもそういう子猫を見たことがあった(YouTube で)けれど、どちらも保護されたばかりの子猫。遊んでいるわけではなくて、がむしゃらに食べたいのだけれど、器と食べ物の区別を知らないのでした。
この子(↑)、すっかり暗くなった夕闇の中、行き交いの激しい通りの脇で、縁石に身を隠すようにしていたり、とぼとぼ当てもなく歩き回ったりしながら、甲高い声を張り上げて一人で鳴いていました。撮影者はこんな子猫のビデオを沢山掲載している方で、北アフリカの野良猫事情を伝えようとしておられるらしいです。
ご自宅に引き取って面倒を見ておられる方です。子猫の鳴き声が一際高まって悲鳴のようになったので、さすがに手を差し伸べて撫でてあげていらっしゃいました。撫でられている間は子猫は大人しくなるのでした。
小さな器に食べ物を入れてあげると、器のふちを一生懸命かじろうとします。それで、どうにか中味を食べられるようにしようと、子猫を持ち上げようとすると、子猫は器にしがみついて放そうとしません。少しは食べ物も食べられていましたが、どうしても器のふちをかじっている子猫と、どうにか中味を食べさせようと苦心する保護主さん。子猫は器にかじりついたまま暴れて、中の食べ物を脚でかき出してしまうのでした。
平たいお皿に替えてあげると、それでもまず、お皿をかじろうとしていたようだけれど、ようやく、食べ物を食べるようになりました。